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節水トイレについて…正しく使うための豆知識

2019.09.11
皆様こんにちは。
アラフィフが少し見えてきてもしかして老眼かな?と最近感じ始めたフクシマです。
眼だけが良いのが取り柄でいましたが、目が良いほど老眼になりやすいと言われ、ビクビクしている今日この頃です。

前回はドゥハウスとは何ぞやの中で、住宅設備関係のさわりをお送りしました。

その中で節水トイレをご説明しましたが、「節水」部分を今日はピックアップ。
TOTOのトイレに限らず「節水トイレ」についてのイメージは、
・流す水が少ないので経済的
が一番だと思います。
じゃあ、少ないと流れにくいのか?と言われるとそんなことはもちろんありません!
ただ使い方を誤ると問題が・・・

トイレで汚物を流す原理は「サイフォンの原理」を利用して流しています。

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サイフォンの原理とは、液体で満たした管を高い位置の水と低い位置の水につなげると、
勝手に高位位置の水が低い位置に移動する現象のことです。
この流す仕組みは節水型・通常型共ほぼ同じです。

加えて節水型というか最近のトイレは昔に比べ、
・表面処理の技術が格段に上がり汚れが付きにくくなった
・「フチ」などの突起物や凸凹部が減り水がまわりやすく掃除がしやすくなった
などの改良のおかげで少量の水でも流せるようになりました。

しかしまずここで軽く注意。
流すことは出来ても、1回の排泄の量が多かったり、トイレットペーパーを少し使いすぎたりといったことがあると流れる水の量が少ないのでつまりが起きてしまうようです。
通常使用での詰まりはほぼ無いと言われていますが、量の多い時などはトイレットペーパーと分けて流す、水に溶けないティッシュペーパーは流さないなど注意してください。
また水に溶けるトイレそうじペーパーも即時溶けるわけではないので、分けて流すのがお勧めです。


実はここまでは前座で、ここからが本題。
節水便器自体は改良を重ね通常の使用でなら問題ない事は分かりました。
最近増えた詰まる現象の原因は「配管」側の問題で詰まる事です。
当然ですが泄物等を便器から配管へ送り込んだ後は水に流され(運ばれ)、浄化槽や下水管へ流されていきます。
節水トイレを使うとより少ない水量で運んでいくことになりますが、排水管の距離が長かったり、折れ曲がりが多かったりなどの複雑な配管になると水(液体)だけが先に流れてゆき、排泄物(固体が)残ってしまいがちになると言う事です。

それに加えて、排水管は通常1/100(1mで1㎝低くなる)程度の勾配が付けられていますが、何らかの原因で、キツイ勾配だと水だけが先に流れ、緩い勾配だと全く流れない現象も起きます。
これらは主にリフォームの現場で発生しやすい現象で、古い埋設管が、地盤の陥没・天災・木の根が押し上げるなどの要因で動いた事により発生しやすくなります。
以前の大量の水量なら押し流すこともできましたが、節水型のトイレになるとそれが厳しくなりました。

こういったことからも配管側が原因の詰まりが起こるようになりましたが、他にもう一つ。
ズバリ家族構成です。
・家族の総人数・・・総人数は子供さんが成長し家から出ることで減り、流す回数が減ります。
・女性の人数・・・ペーパーを流す頻度が増えます
が結構関係します。
「小」っだたからと「小」を流すとペーパーが残ったり、大家族で流す回数も多く良く流れていたものが、頻度が減り流れにくくなったりとがあるようです。


ここで使い方まとめを。
・節水トイレでは「小」をしても3回に1回は「大」を流し、押し流しを意識する。
・女性は特に「小」でも2回に1回は「大」を流し、押し流しを意識する。
※同じ「大」でも旧式「13L」、節水型「4.8L」で2倍以上の差があり、2回流してもまだ節水です。
・リフォームなどで節水トイレ使用の場合でも多めに流す。
といった感じで多めに流すことが必要!の一言です。
それでも節水ですから。
控えめに流して配管つまりで業者さんに洗管してもらい数万円かかるよりは良いかなと。


と今までにないぐらい長い文になりましたが、新しいものは良い!
でも使い方を気をつけましょうは今も昔も同じと言う事です。

今回はここまで、また次回。

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